阪神優勝翌日のスポーツ紙2005年10月01日 11時07分21秒

阪神優勝スポーツ紙

9月29日、阪神が優勝した翌日のスポーツ新聞ですが、関西では面白い売り方をします。
2年前の優勝の時もそうだったのですが、一般スポーツ5紙をセット販売します。
ついでに優勝記念紙袋にセットして・・・
日刊スポーツ、デイリースポーツ、サンケイスポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン・・・5紙セットで640円也。
普段は販売部数をしのぎあう5紙が呉越同舟ということでしょうか。

駅のKioskでも、特別売場を設置して、人の身長より高くつみあげて販売していましたが、飛ぶように売れていました。

一種の社会現象ですね。
他の地域ではまず見ることのできない売り方では・・・フフフ

酵母ナンバービール2005年10月02日 17時49分59秒

酵母ナンバービール

9月下旬にアサヒビールから「酵母ナンバー」ビールが発売されました。
テスト販売の性格が強いなと思っていたら、やはりwebでのアンケートがありました。
ALL MALTで酵母以外は同一条件で醸造されています。

さて4缶とも開けて4つのグラスに注いで、味比べをしてみました。
その時のメモをもとに書いてみます。

<111> ASAHIのキャッチコピー「この「酵母ナンバー」で初めてデビューする酵母。なめらかな味わいとアロマホップの軽快な香りが調和したビールです。」
私の印象は
「なめらかな味とホップの香りが良い、ただしコクはない。」

<318> ASAHIのキャッチコピー「スーパードライで採用され、まさにビールの流れを変えた酵母。深い味わいとキレの良さが両立したビールです。」
私の印象は
「それほど深い味わいとは思わない。軽い」
やっぱりスーパードライの酵母だった、味が似ています。

<787> ASAHIのキャッチコピー「本生ゴールドで採用され、「リッチ酵母」の愛称で親しまれる酵母。しっかりしたコクと芳醇な香りが調和した味わい深いビールです。」
私の印象は
「この4缶の中で一番好み。コクがある」
発泡酒で使うのもいいが、ビールで使うほうが良いかなという気がします。

<920> ASAHIのキャッチコピー「2005年株主様限定特製ビール(非売品)に採用された酵母。上面発酵酵母らしいすっきりとした味わいのビールです」
私の印象は
「香りもよく華やかな味。」
昔、ASAHIが出していた「Ale6」のように華やかで個性のあるビールを期待します。

Penguin Cafe Orchestra2005年10月03日 21時14分58秒

PENGUIN CAFE ORCHESTRA

先日、AmazonでCDを注文したら、お勧めの中にこのPenguin Cafe Orchestraがありました。
「わぁ~なつかしい」と・・・即クリック。

鬼才Saimon Jeff率いるアコーステックな現代音楽・・・環境音楽・・・?
分類不可能な音楽で、1976年当時でもその不思議なサウンドには惹かれました。
そして30年近くたって、久しぶりに聞きましたが、今、聞いても色褪せない魅力的は音楽です。

そうエリック・サティをもうすこし明るく現代的にしたとでも言いましょうか・・・説明が難しいなぁ~

またジャケットもシュールというか不気味というか、このOrchestraのジャケットはすべて「ペンギンの頭をした人」の世界です・・・

Simon Jeffは1998年夭折してしまい、もう新しいPenguin Cafeは聞けませんが、Amazonで過去のアルバムも試聴できますので、ぜひ一度聞いてみてください。
その不思議な音楽の虜になってください。

写真を撮るスタイル2005年10月05日 22時40分51秒

NikonF3

10月1日のオフ会のとき、「ogawaさんて(写真を)撮るのが速いですね。いつ撮っているのか気がつきませんでした。」 と言われました。
以前にも「こんなに(写真を)多く撮っていたなんて気がつかなかった。いつの間に撮っていたの?」と言われたことがあります。

そんなに速いかな?
「速い」と「上手い」は全く関係ないのですが、今まで意識したことが無かったので自己分析すると同時に私の撮影スタイルを書いてみます。

以前のblogで「写真の撮り方」を書きましたが、それは「私の写真撮影に対する考え方」でした、今回は実際どのように撮っているかを書いてみます。

「ああ、こいつこんな撮り方をするのか!?」と知っていただいたらいいかな。

専門用語も混ざるのでわかりにくい箇所があるかもしれませんが、その箇所は読み飛ばしてください。

機材
メインカメラ Nikon F3 サブカメラ Nikon EM、Contax T2
レンズ 24mm、35mm、50mm、90mm、180mmを中心とした単焦点レンズ。
ズームレンズは1本持っていますがほとんど使いません。

デジカメはメモがわりですので、通常撮影ではあまり使いません。

海外でも国内でも左肩にカメラを下げ、右肩にはカメラバック、カメラバックの口は開けたままで即レンズが出せるようにしています。
カメラバックの中には交換レンズが2~3本、レンズキャップをはずして並べて入れています。
カメラ本体も、よほど「ヤバイ国」や「撮影禁止エリア」でもない限り出したままです。「スリ」や「盗難」は考えていません。
アジアやヨーロッパは経験上大丈夫です。

カメラは通常35mmレンズを装着。シャッターロックは解除、レンズキャップははずしたまま、シャッタースピードAUTO、絞りf4に設定。
これでとっさの撮影はほとんど対応できます。
日中の街中のスナップでは「押せば写る」状態です。

またf4という設定は、私の使うレンズはf1.4~f2.8クラスなので1~2段絞る・・・これでレンズの性能(解像度)があがります。

さて準備はOK・・・街に出てみましょう。



街を歩いていて「あっ、これ」という光景に出会います。
同時に頭の中で構図を組み立てます。
レンズは・・・OK・・・35mmで大丈夫。
カメラを構えて一枚。
ほとんど気づかれず自然なカットが撮れました。

さて次は素敵な女性が




後ろから・・・構図のイメージができます。
その瞬間、右手はカメラバッグの90mmレンズを取り出して、歩きながら35mmとレンズ交換。この時も90mmも絞りf4に設定してあり。
レンズ交換して、そのまま縦位置でイメージのままシャッターを切ります。



また、そのカップルと会いました。
雰囲気は抜群。
90mmのままワンカット。




つづけて美味しいシーン・・・
その後、このカップルに気がつかれて、サービスでもう一度キスしてくれましたが、やはり不自然でした・・・こちらの方が自然でGoodでした。

次は空の写真。




空の写真は見上げた瞬間、どのような広がりを撮ろうかというイメージで使用レンズが決まります。
レンズを換えてファインダーを覗いたらシャッターを切っています。

もちろん三脚をすえて絞り込んで撮るとか、露出倍数を計算して撮ることもありますが、その前に撮る写真のイメージで構図を決めます。
これで90%終わっています・・・あとはシャッターを切るだけ。

ズームレンズを使わないのでファインダーを覗いてから、ズームの画角を変えるとう動作はありません。
24mm、35mm、50mm。90mm、180mm他それぞれ写る画角は頭に入っています。
F3もマニュアルカメラですが、ファインダーのドコでもピントが合わせることができるように方眼マットに換えてあります。
ファインダーを覗いて一瞬でピント合わせてシャッターを切るという動作が意識せずにできます。
カメラの露出の癖もわかっていますので、「このような光線状態だとこのように写る」という経験則がありますので、ほとんどイメージどおり撮れます。

そりゃ肘が当たって空シャッターを切ったり、無駄なカットもあります。
またイメージが合わなくて撮らないこともあります。
それも計算のうち・・・100%全て撮れるわけではありません。

こういう風に書いてみてわかりました。
私の写真は、撮る前に90%決まっている。
「撮る」という行為は、最後の10%の動作である、ということ。

左肩に下げているカメラを右手で持ち上げ、ファインダーを覗いて、人差し指で半回転でピントを合わせシャッターを切る。
ほんの数秒以下の動作です。

三谷眞紀さんがBBSで上手く書いてくれました。
「最小限の動作で、最小限の動線だけを描いて動く」
そうかもしれません。

それが「速い」ということになるのかな?
そしてこれが私の撮影スタイルです。

オタクの経済効果2005年10月07日 21時00分24秒

おたくの本

今日、「『オタク』による経済効果は172万人4110億円である。」というニュースがありました。「おっ! すごい経済効果」とニュースを読んでいたら・・・

「オタク」の定義は1980年代、アニメ、コミック、フィギュアやSFなどの特定分野のファンでお互い「お宅は・・・」という会話から始まるので「おたく」と呼ばれるようになったと言われています。
「おたく」の命名者は1980年代前半にコラムニストの中森明夫氏によって命名されていますが、一般的になったのは1989年に起こった「Mによる連続幼女殺人事件」でしょう。
さてその「おたく」ですが当時の表記は「ひらがな」でした。

写真は1989年に発売された別冊宝島「おたくの本」・・・表紙のコピーは、黄色の円の中は「ハッカー、ロリコン、やおい、デコチャリ、コミケ、カメラ小僧、ゲーマー、アイドリアンなどの知られざる生態!」
左側の縦コピーは「『おたく』は、'80年代が生んだ、高度消費社会を読み解くキーワードである!」
これが当時の「おたく」の一般的なイメージでした。
(この時代、別冊宝島はサブ・カルチャーの意欲的な本を出していて好きでした。)

2000年代になると「おたく」は進化して「健康オタク」とか「アウトドアオタク」など従来の「おたく」のイメージとは逆の「オタク」が登場してきました。
(ちなみに、だれもがイメージする「おたく」は、今は「アキバ系」「萌え系」と呼ばれるようになっています。)

それにより「オタク」の定義が「特定の分野に強いこだわりを持つ人全般」と変わりました。
このことは今日はじめて知りました・・・

今回の経済効果を発表した野村総合研究所(NRI)では12分野に分類しています。
コミック   35万人  830億円
アニメ    11万人  200億円
芸能人(アイドル) 28万人  610億円
ゲーム   16万人  210億円
組立PC   19万人  360億円

・・・このあたりまでは従来の「おたく」のイメージで理解できます。

AV機器     6万人   120億円
携帯型IT機器 7万人    80億円
自動車     14万人   540億円
旅行      25万人   810億円 
ファッション  4万人   130億円
カメラ     5万人   180億円
鉄道      2万人    40億円

「えっ!」と思われたかたも多いと思いますが、従来「趣味」と言われている分野も「オタク」の定義に含まれています。

NRIではアンケートによる行動特性から、オタク層を5つに分類しています。 これがまた笑えます。

1)家庭持ち仮面オタク
組立PCやAV機器などを中心に幅広く分布し、小遣いをやりくりしながら家庭内でこっそりと趣味に没頭。オタク趣味をカミングアウトしない傾向にある。旅行分野にも多く、趣味を兼ねて子供をあちこち連れ回すお父さんが典型的例。

2)我が道を行くレガシーオタク
独自の価値観を持ち、情報収集と批評を展開。20~30代の男性に多く、PCやAV機器、ITガジェット、クルマ、カメラなどのメカ系と、芸能人分野を中心に分布している。

3)情報高感度マルチオタク
自分のこだわりに対して屈託がなく、カミングアウト率も高い。流行に流されやすく、他人を気にする傾向にあるという。女性が多く、複数の分野にまたがっているのが特徴。コミュニティサイトやネットオークションが大好きで、2ちゃんねるのライトユーザーという人物像があてはまる。

4)社会派強がりオタク
独自の価値観を強く持ち、それをみんなに知ってもらいたいと考えて他人を巻き込もうとするタイプ。ガンダムやドラクエの世界観を引きずり、それに気づかず30代になってしまった大人が典型例。

5)同人女子系オタク
コミックやアニメに登場するキャラクターへ愛着が強く、同人誌など創作活動への参加率が高い層。友達に隠れてひそかに持っていた趣味を大人になっても続けている同人誌フリークの女性が典型例。男性の「アキバ系」「萌え系」がこの層に含まれる。

ハハハ・・・なんか面白い。
私はどうなんだろう?
まず当てはまる分野は「旅行」「カメラ」・・・私のサイトのメインテーマじゃないか。
この場合カメラは「写真を撮る」ではなく「カメラ・コレクター」のニュアンスである、そうなるとちっと違うのかな?
カメラは道具でありコレクションとしていないし・・・
「ファッション」にはこだわるというか好きなブランドばかりを買う。
「AV機器」・・・音楽をオーディオ機器で聞くのは好きですが、5.1chのサラウンドで映画を見ることはありません。
層は1)と2)の一部分を継ぎ足した感じかな?

と、書いてみて気がつきました。
「そっか、今の『オタク』の定義では、私もその内の一人なんだ。」
しかし「趣味人」と「オタク」が同じカテゴリーというのは・・・
なんかイメージ違うなぁ~。