旅の断片・・・イスタンブール通信22006年03月12日 11時25分04秒

グランドバザール

イスタンブールの中心にある市場、グランドバザール。
トルコ絨毯から宝飾品、日常品、食品まで扱っている品数は数知れず。
また道も縦横に張り巡らされ、何も考えずに歩いていると迷子になってしまい、元の場所に戻ることは不可能となってしまう。
また、あちこちの店から声がかかり、チャイを一杯飲みながら、絨毯を何枚も見せながら売り込まれ、思わず買ってしまいそうになる。
あかんここで買ったら荷物になる。



そんなバザールを歩いていると、上からアザーンが聞こえてきた。
店舗の二階がモスクになっているのだ、香辛料の匂いとアザーンの朗々とした声を聞いていると「旅をしているなぁ。」という気分になる。



日本人は「金」を持っていると信じられているので、私のような旅行者にも客引きが寄ってくる。
「金持ちニッポン、万歳!」である。
バザール内の食堂でドネルケバブとビールで昼食。
イスラム国家とはいえ、飲酒には寛容な国なので、私のような異教徒にはありがたい。
バザールは屋根があるので陽はささないが、でも暑いモノは暑い。冷たいビールや水が欲しくなってしまう。



そろそろバザールから出ようと思ったら、一軒の店の客引きに捕まってしまった。
売りはチャイグラス6個のセット。
グラスの曲線が美しいので「欲しいなぁ」と思っていたところを見透かされような売り込み。
私の負け。
それでも、最後は隣の店と比較して値引きさせて決着。
そのグラスは、6個とも無事に日本に持ち帰り。
1個も欠けることなく、今でも使っている。



さてバザールを出て、粘着性の高い伸びるアイスクリームを嘗めながら、さて次はどこへ行こうと思案。



まったく飽きさせない街だぜ・・・ここは。