フェルメールを見に行く2008年10月03日 22時21分02秒

フェルメール
昨日(2日)東京に行ってました。
用件を片付けたあと上野の東京都美術館に行きました。
フェルメール展を見るためです。
平日にもかかわらず多くの人。

そりゃそうでしょう。
フェルメールの作品で現在確認されているのは三十数点、そのうちの7点が来るというのは、そうそうあることではないですし。

今回の個々の作品の感想というより作品全体、やはり「光の魔術師」ですね。
17世紀、「写真」というものが無かった時代。
もちろん当時の室内は電灯があるわけでなく、どちらかといえば暗かったはずなのですが、その自然光を捕まえて明るく加工してカンバスに焼き付けた手法は他のデルフト派とは一線を画しています。
まさに光の天才画家です。

絵を描くことは写真と違って時間がかかります、それを一瞬の時間を切り取ったような構図と光・・・まるで写真、敬服です。

写真や図版で何度となく見ていましたが、やっぱり本物は本物、印刷とは違います。
引き込まれました。

ただ東京都美術館がいけない。
展示スペースが狭いし天井が低い。
階段を昇り降りしなければならない。
これだけの作品を展示するには収容能力がないのは明らか。

昨年、国立新美術館でフェルメールの「牛乳をそそぐ女」の企画がありましたけど、そのぐらいの展示スペースやレイアウトが必要でしょう。

わざわざ行ったかいがありました・・・満足
でもこういう企画は東京だけなんだよなぁ~

この後、同じ上野公園にある東京国立博物館の法隆寺宝物館に行きました。
ここに行った目的はホテル・オークラ直営のレストラン。
これだけ人が押し寄せるところですが、ここではゆっくり食事することができます。

意外なめっけもんは、法隆寺から皇室に寄贈された宝物の数々。
特に仏像、20cm大の仏像が100点あまり。
その展示のしかたが見事でした。

その後、レストランでの食事。
秋の気持ち良い風の中で飲むビールは美味しかった・・・ウフ♪