WBCと「海峡をこえたホームラン」2009年03月07日 20時54分18秒

今、WBCの日本・韓国戦を見ているのですが、その試合を見ながら関川夏央氏のノンフィクション「海峡をこえたホームラン」を思い出しました。

1983年、韓国でプロ野球が発足したとき、日本から福士明夫、新浦寿夫ら在日僑胞出身選手たちが同郷であるはずの韓国で異文化との衝突しプロ野球選手として葛藤を書いた名作です。

あれから25年、いまや韓国は日本のライバルとなりました。
1/4世紀という時間はこれだけの均衡した力の差になったのですね。

さきほど本箱の奥からこの本を見つけ出しました。
その横にもう一冊、関川氏の名著「ソウルの練習問題」もありました。
誰も韓国のことを書かなかった時代の優れたノンフィクション。
もう20年前に読んだ本ですが、黄色く変色した文庫本。
久しぶりに読み返してみましょう。