D300がやってきました2010年03月02日 22時12分14秒

NikonD300
昨日、帰宅したら宅急便が届いていました。
箱を開けるとD300が鎮座していました・・・フフフ

D80を使って3年。
とても良いカメラですが、ファインダーの見え方に不満を持っていました。
長年F3を使っていましたので、私のファインダーの基準はF3なんですね。

D300は視野率100%でありとてもファインダーの作りがいいですので密かに狙っていたのですが発売当初はさすがに値段が高い。
ところが昨年秋にD300Sが発売されました。
動画機能とかがプラスされたチューンアップバージョンです。
動画を必要としない私はD300Sは必要としないので、D300の中古相場を見ていました。

フルサイズのD700も欲しかったのですが、こちらは中古でも予算が足りません。

最近になって、かなり安くなってきました。
今月は臨時収入もあったので、予算と見合ったD300を購入。
それで最初にもどります。

とどいたブツはほとんどスレや傷もなくきれいなものです。
ファインダーもクリア。
D80より200gほど重くなりますが、私は一眼レフはある程度重いほうが好みですので、この重さだと安心して使えます。
近いうちにNikonのサービスに持っていって、何回シャッターが切られたか調べてもらいましょう。

取説も分厚いですがD80と基本操作は同じなので、それほど戸惑いません。

今月はOptio I-10(コンデジ)とメインのデジタル一眼を買ってしまいました・・・ハハハ

それにしても良いファインダーだ。
週末D300で何を撮りましょうか。

接写で遊ぶ2010年03月11日 22時02分58秒

杉本博司やルノアールのレビューを書こうとしたのですが、ちょっと疲れていますので、また後日。

で、今日は接写で遊んでみました。
D300のライブビューはなかなか面白いです。
コンデジを使っているとモニターを見ながらが当たり前ですが、デジタル一眼は逆になかなかできないんです。
D80はできませんでしたし。

0311a

0311b

でD300で撮ったTOYOTA2000GTのミニカーやローライフレックスのミニチュアです。
ノー・ストロボですが、なかなかよく撮れています。

0311c

今週末は晴れそうですので晴天で撮影できるかな


思い立って美術館巡り2010年03月13日 18時34分17秒

三島駅の改札を出ると新幹線から見ていた以上に強い降りの雨だった。
富士山の麓にいるのに全く見えない。
タクシーに乗り運転手に「クレマチスの丘へ。」と告げた。
週末、仕事もプライベートも予定がなかったので、三島へ行こうと決めたのは前日の晩だった。

0306a

以前、三谷眞紀さんのブログでIZU PHOTO MUSEUMのレビューを読み、行きたいと思っていたが例年2~3月は仕事が忙しくあきらめていた。
が、3月6~7日だけは写真の神様が「行っていいよ」と時間をくれたようなものである。
http://apakaba.exblog.jp/13467026/
クレマチスの丘に到着したがガスがかかり雨もいっそう強くなってきた。
駐車場からIZU PHOTO MUSEUMまで100m足らずなのに足下はずぶ濡れになってしまった。

0306b


目的の写真展は「杉本博司 光の自然(じねん)」。
杉本博司という写真家は、60年代からアメリカをベースに活動をしており日本より世界で有名な写真家である。
私は5年前、六本木ヒルズで杉本博司の写真を初めてプリントで見て衝撃を受けたことは未だ鮮明に覚えている。
このMUSEUMは杉本博司は設計監修して昨年10月にオープンした。

0306c

そのこけら落としの写真展が「光の自然」である。
エントランスから場内に入ると空間が広がっている。奥行き25m、幅10m、高さ5mといったところか。

izuphoto

上の図面を見て欲しい。(クリックしたら大きくなります。)
その空間の1の壁にフィルムに直接放電して光跡を焼き付けた縦1.5m横7.2mという屏風でいう6双1組の作品が2点並べられている。
そして2の場所には2mぐらいの台座の上に13世紀頃の作の60cmほどの雷神像が1点展示されていてスポットが当てられている。
「なんだこれは?」
黒いプリントの上に白い光跡が何本も広がっている。
それが壁一面に広がっているが、どうもピンとこない。
杉本博司は今までも斬新なアイデアと想像力で撮っているが、これは放電した光跡の偶然を焼き付けただけではないのかと感じた。
期待が大きかっただけに、肩透かしをくったようである。
雷神像の意味もよくわからなかった。

0306d

そのまま通り抜けGallary3へ行くと、19世紀にタルボ・タイプのネガポジ法を発明したタルボットの紙ネガ再現した写真「光子的素描」である。
13点の写真は全倍のサイズで着色されて展示されている。そのトーンの奥には2世紀前の人や標本がかすかな光で輪郭を見せている。
う~ん、これはすごい。
フィルムが終わりをむかえようとしている今、そのフィルム初期の写真を蘇らせてしまう発想手法は杉本博司のすごいところである。

100坪あまりのスペースしか無いので展示場としてはこれで終わりなので出口に向かおうと、12と13の間の通路を抜けたとたん足が止まってしまった。
こういう意味だったのか。
空間全体に放電されているように見えてきた。
左奥の雷神像から雷が放たれ、それが光跡となって右側の写真に焼き付けられていく。
展示されている写真が変わるわけでは無いのに、なぜか時間が経つごとに光跡が変わっていくようである。
私はしばらく動けなくなってしまった。
「そうか、この作品は写真と空間と雷神像があわさって完成するんだ。」
背中がぞくぞくしてきた。
わざわざ三島まできたかいがあったよ。

0306e

次はシャトルバスに乗って5分。
ベルナール・ビュフェ美術館へ。
ここは1973年にビュフェのパトロンであった岡野喜一郎氏によって建てられた美術館で2,000点もの作品を収蔵している。
ビュフェのイメージはアナベルとアオリをきかせたような建築物の直線である。
実は新具象派と呼ばれるビュフェの作品は苦手である。
特に初期の人物の肖像画はグロテスクというか不気味ともいえる表現で好みではない。
風景画は直線で構成されていて、こちらは面白く見ことができた。
それにしても膨大な作品数、よく個人でここまで集めたものだと感心しながら展示を見ていった。

0306f

アナベルと結婚後は表現が軟らかくなっていくのがわかるが、見たかったアナベルの肖像画は1点のみの展示であった。
ビュフェの作品はアナベル以外は女性でないという作品が多く、アナベルだけは永遠に若いままである。
膨大な点数でゲップがでるほど堪能して美術館を出た。

0306h

雨はいっそう強くなってきた。
三島駅へ行く無料シャトルバスを待ちながら昼食。

0306g

これだけ降られると撮影する気力もおこらない。
それでもバス停ちかくの河津桜を撮ったら、それだけで靴の中がぐしょぐしょ、なんかそれだけで写真をとる気力が失せてしまう。

0306i

新幹線で東京へ。
恵比寿ガーデンプレイスでエビス・スタウトを一杯。

0306j

翌日は六本木の国立新美術館へ。
「ルノワール~伝統と革新」。
日本人はルノワールが大好き。

renoir

朝10時開館直後なのに多くの来場者。
特に入口の一番近い展示スペースでは、「団扇をもつ若い女」とか「ブージヴァルのダンス」などの有名作品が展示されていてみんなが足を止めているので大混雑。
進んでいくとルノワールの独特の裸婦像や風景画などここまでくるとゆったり見ることができた。
ルノワールの絵って印刷と実物はまったく印象が違う、実物は濃淡と複雑な色あいで輝いている。
昔パリのオルセー美術館で「都会のダンス」と「田舎のダンス」や「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット」の実物を初めて見た時の輝きは未だ忘れない。
印刷ではわからない「印象」である。

0306k

2日間で3つの美術館巡りで、さすがに満腹、堪能した。
いや満足した2日間だった。

0306k

最後に三谷眞紀さん、急なお誘いにもかかわらずルノワール展とランチにお付き合いいただきありがとうございました。


大阪空港B滑走路2010年03月15日 20時58分11秒

先日、KABUNさんの大阪空港B滑走路の写真を見て、デジタル一眼はこの手の被写体に相性が良いということに気がつきました。
デジタル一眼を買ってから大阪空港一度も行っていません。

今日は良い天気。
午後から大阪空港B滑走路近くに行ってきました。

itami01

itami02

itami03

itami04

春の陽気の午後。
マニアから写真集団から家族連れまで多くの人が来ていました。

itami05

itami06

itami07

itami08

D300のピントモードをコンティニュアス・モードでレリーズ優先。
つまり動くものを追いかけてピントを合わしてピントが合っていなくてもシャッターが切れるモードです。
それと連写モードの高速に設定。
で、撮影・・・いやメチャクチャ速い。
F3+モータードライブより速い、なんちゅう性能だD300は。

itami09

itami10

ランディング・ポイントの真下にあるこの場所は、ほんと迫力あります。
家族連れで小さな子供に飛行機を見せようとお父さんが肩車して飛行機が上を通過すると子供の多くは泣いてしまい帰ろうとします。

itami11


itami12

無線を持った集団がいて、明らかに飛行機マニアの集団。
彼らに家族連れが聞くんですよね。
「次に大きな飛行機が来るのは何時ですか?」
「あと10分で羽田便が来ます。」
いやいやお見事。
中には高校生もいます。

itami13

itami14

itami15

そのマニアの人たちの中でアナウンスする人が。

「10分後に来る飛行機は沖縄便で一番大きな飛行機です。」
(B777ー400)
「今、八尾上空を通過しました。あと4分で到着です。」
「もうすぐ見えてくるはず。」
「管制塔からの着陸許可がおりました。あと1分。」
その後も、
「この時間帯は続きます。次は羽田便、その次は奄美大島から便です。」
いやご苦労さまでした。

2時間あまりでD300で撮ったカット数は500。
デジタル一眼だからできたことです。

気分の良い日曜日の午後でした。

16対92010年03月17日 21時50分57秒

16対9・・・この比率は何かわかりますか?
これはテレビのHigh Visionのサイズなんです。

I10-01

先日、買ったPENTAX OptioI-10ですが動画が16対9で撮れますが、写真も16対9のサイズで撮れます。

通常、デジタルカメラの撮影サイズは3対2・・・昔からのフィルムの比率ですね、4対3・・・コンデジに多いフォーサーズです。

I10-02

16対9のサイズは、動画サイズですが写真でもなかなか面白いです。
私はフィルムの36mm×24mmのサイズ、つまり3対2が身体に染みついたサイズなので一番好きですが。
I10-03

16対9という横長ですが、上手く使えば面白い写真が撮れそう。
面白いと思えば写真の神様が降りてきそう。