周遊きっぷの見直し2012年02月11日 15時09分07秒

昨日、JRグループ、「周遊きっぷ」を見直し 一部の周遊ゾーンを終了というニュースが流れていました。

このニュースを読んで、国鉄時代の切符が、また一つ無くなることを実感。
そして、まだ「周遊きっぷ」を販売していたことに驚きました。

若い頃の旅はお金がなく夜行列車が宿がわりでした。
北海道周遊や九州、山陰、山陽などの周遊券やミニ周遊などフルに使いました。
海外に行くなんて考えもなく、飛行機に乗るなんて夢のまた夢、特急も乗ることも特別、そんな時代。
無くなるSLを追いかけて旅する小僧にとって周遊券が一番の味方。
泊まるのはもちろん夜行列車。
1970年代前半、日本全国で急行や普通の夜行列車が走っていました。
それを使って目的の地域へ、そしてゾーン内は乗り降り自由。
金は無いけど時間はある。
そんな中学生や高校生の頃の旅を思い出します。

でも周遊きっぷを使って北海道や九州を2週間も3週間も旅をする時代ではなくなったのですね。
昔とちがって路線も廃止され、おもうように目的地に移動できません。
たしかに今、北海道に飛行機で飛び、現地でレンタカーのほうが現実的ですね。

また、たいへんお世話になった夜行列車も風前の灯火。
この3月には「日本海」も「きたぐに」も廃止。
残る定期運行の夜行列車は「サンライズ出雲・瀬戸」「北斗星」など片手で数えられるほど。
(「カシオペア」「トワイライト・エクスプレス」は不定期運行。)
今や夜行列車から真っ暗な闇の中から時折、街や住宅の灯りが流れていく光景を見ながら酒を飲むことなんて海外でしか経験できないですもの。

夏の北海道、周遊きっぷを持ったカニ族が夜行列車で旅をする・・・なんて光景は、遠い昔のこととなってしまいました。

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