明日から2013年05月01日 21時43分12秒


タイ行き


明日からタイに行ってきます。
タイに行くのは、友人の結婚式に参列して以来5年ぶり。
今回はバンコクもトランジットで素通りしてチェンマイへ・
タイ北部を旅します。
しかし現地の気温35度だそうです(苦笑)

カレン族の哀しみ2013年05月11日 11時38分45秒

タイ北部にはいくつかの山岳民族が暮らしています。
その民族の一つがカレン族です。
カレン族というよりは首長族のほうがピンとくるかもしれません。

カレン族20


女性は幼い時から首に真鍮のリングをつけていき、最終的には6kgの重さになります。
それで首を伸ばしているのではなく、写真でもわかるようにリングの重さで肩が変形しているのです。
左側が通常の肩、右側が変形した肩です。
だから首が長いのではなく肩が極端に下がっているため長く見えるのです。

現地ツアーでゴールデン・トライアングルからチェンマイに戻る途中でカレン族の村に寄りました。
入村料を払い(ツアー料金に含まれているので金額は不明)、竹の橋を渡りその女性達がいる場所へ。
カレン族21


広場を長方形で囲むように建物があります。

カレン族09


そこで土産物を売ったり、織物を織ったりしています。
いわゆる住居ではなく店です。
私はなにげなく一人の少女にカメラを向けました。
いつものように自然なスナップを撮ろうとして、「写真を撮っていい?」と声をかけるとカメラに目線を合わせポーズを取ったのでした。
私は一瞬驚きましたが「スマイル!」と声をかけると微笑んでくれました。

カレン族01


なんなのだ、このリアクションは。
他の女性も同様です。

カレン族03


織物を織っている時でも、カメラに気づくと手を止めてポーズを取ってくれます。

カレン族10


幼い子どもが化粧をして、それを撮ろうとしたら、手を止めてポーズを取ります。
私が「(化粧を)続けて」といっても姿勢を崩しません。

カレン族08


髪に櫛をいれていた少女も、私に気づくとポーズを取りましたが、「続けて」というと髪をとぎ始めました。

カレン族19


カレン族18

写真を見ていただいてもわかるとおりポーズを取った写真がとても多いです。

カレン族05

カレン族16

カレン族14

カレン族11

カレン族07


カレン族12

カレン族13

通常、これだけの人数をポーズを取ってもらい撮ることは、まず不可能です。
これだけのカットを撮るのにかかった時間はわずか20分です。
もちろん一人に数カット撮っています。
明らかに撮られ慣れています。
目線の置き方もよくわかっています。

カレン族04
左は男の子、右は女の子

カレン族15
カメラに気づかないと自然な姿

カレン族17

カレン族02

カレン族06

私は撮っていて、悲しくなってきました。
「こんなの見せ物じゃないか」
織物や木彫りの土産物が商品ですが、彼女達もまた商品なのです。

でも、そんなことはわかっていたはずです。
私もカレン族に興味がありこのツアーに参加したのですから。
私のツアーは12人、他に2台のバンが止まっていましたので、だいたい30人ぐらい、一日中観光客が来て、それが365日来るわけです。
年間数千人が彼女たちを見て、写真を撮るのですから自然にポーズを取るようになって当然でしょう。

生きて行くために自らを商品とした哀しみをファインダーを通して感じたのでした。

モン族とケシの花2013年05月12日 16時06分59秒

昨日のカレン族の話に続いて、今日も少数民族のモン族の話です。
モン族は中国雲南省のミャオ族を起源とし、中国、ラオス、タイ、ミャンマーなど俗に言うゴールデン・トライアングルエリアを中心として生活をしている民族です。

ゴールデン・トライアングル


このモン族は、インドシナ紛争時にラオスにおいて同じ民族同士戦うという悲劇があり、シンドシナ紛争終了後、粛正があり多くのモン族がアメリカに亡命しています。
その話は2003年のラオス旅行記に記しています。
http://www.ne.jp/asahi/travel/ogawa/laos/laos07.html

そして近年まではゴールデン・トライアングルでケシや大麻を栽培していました。
この地では他に換金できる作物もなく、長年ケシ栽培を行っていました。。
それもミャンマーの麻薬王クンサー亡き後、タイやラオスの軍の掃討によりこの地でのケシ栽培は終わりました。
今やこの地は経済特区となりカジノなどができ、パスポートなしで国境を越えることができたりと観光エリアとなっています。

カレン族とは別の意味で私が関心を持っている民族です。

チェンマイの郊外にモン族の村はあります。

モン族

モン族


民族衣装などの土産物屋が並び、その道を上がっていくと途中で入村のためのお金を払いさらに坂道を登って行くと茅葺きのモン族の博物館があります。
民族の歴史などの説明や農機具などか無造作におかれています。

モン族


そこを抜けると広場にでました。
その一角にはケシの花や大麻草が植栽されています。
ケシ坊主の樹液から作られるのがアヘン、それをさらに精製するとヘロインです。

モン族
ケシの花

ケシ坊主
ケシ坊主・・・観光客が傷つけた跡があります

大麻草を乾燥させたのがマリファナ。

大麻草
大麻草

大麻草

観光客はケシ坊主に傷をいれる姿で記念写真を撮っています。
モン族がケシを栽培しても買い取り値はとても安かったそうです。
それでも他の作物より高い換金作物でした。
カレン族のように見た目ですぐわかるものではなく、民族衣装は独特ですが、写真の少女のように日常で着用しているわけではなさそうです。

モン族


モン族


バイクの少女の背中のデザインはモン族のデザインであることはわかります。

モン族

カレン族と同様、観光で生きて行かなければならない民族なのでしょう。
ケシの花の美しさのみが印象に残ったモン族の村でした。

誕生日プレゼント2013年05月14日 22時00分19秒


タチコマ

知人から誕生日プレゼントでいただきました。
海洋堂の作品です。
PCのモニターの上で馴染んでいます(笑)

旅人のメール2013年05月16日 22時59分08秒

夏休み、冬休み、春休み、GWなど長期の休みが終わると、だいたい10人ぐらい見知らぬ方からメールをいただきます。
ホームページのトップからは私のメールアドレスはわからないようにしているのですが、皆さん見つけ出してメールをくださいます。

内容は
「ogawaさんの写真を見てカンボジアに行きました。良かったです。」
「モロッコに行ってきました。ogawaさんの写真が参考になりました。」
「インド良かったです。ogawaさんの写真の通りのインドでした。」
など、私のホームページを見て行ってきた方々のメッセージです。
とても嬉しいです。

 旅行記のコンテンツにはカウンターを仕込んでいますが、古い旅行記でも毎日数人の方が来てくださっています。
ほんとにありがたいことです。

こういうメールをいただくと、まだまだホームページを続けて行こうと思います。
今週末からは今回のタイ北部の旅行記スタートします。
また、見に来てください!

ホームページ「ゆ~らしあ大陸ほっつき歩き・・・」
の海外旅行記はこちらです。
http://www.ne.jp/asahi/travel/ogawa/menu.html