インドで酒を飲む話2011年08月22日 23時11分47秒

インドねたもそろそろこれで終わりにして、旅行記にかかろうかな。
その前に3,800カットの写真の整理をしなくては。

で、私の周りには親愛なる酒飲みがたくさんいるので、ここで一つレポートです。

インドで酒を飲むのは苦労しました。
今まで旅した国ではヨルダンに次いで飲むのに苦労した国です。

もともと大多数のヒンドゥー教は禁酒ではありませんが上流階級になるほど酒を飲みません。また第2勢力のイスラム教、こちらは酒を飲みません。
ということで酒を飲める場所というのが非情に限られています。

街中の食堂では、まず置いていません。
もちろん居酒屋もありません。
アルコール飲料は、ホテルのレストラン(安宿でも)や高級レストランでは外国人向けということで置いています。
ただしメニューに書かれていませんので、「ビールある?」と自ら尋ねないと出てきません。
ほとんどがキングフィッシャーという銘柄です。
シェアは日本でいうとキリンとアサヒとサッポロを合わせたぐらいの、超寡占企業。

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これもキンキンに冷えていると美味しいのですが、中途半端だと雑味が舌に残るビールです。
基本、大瓶(650ml)が基本で、150RP(300円)~250RP(500円)です。
一日の賃金が100RPという労働者も珍しくない国ですので高級品です。
レストランでもカレーと変わらない料金です。
でも、このような場所でないと飲めないので晩ゴハンはだいたいホテルか高級レストランでした。

面白いのが、ビールを注文するとボトルを持ってきて触らせます。
これで冷えていて「OK」と言うと、栓を抜きます。
一度ぬるかったので「NO」というと、ちゃんと冷えたボトルを持ってきました。

8月15日・・・インド独立記念日。
この日は全土一斉にドライデー、旅行者も変わりなく、私も強制休肝日となりまして泣きたくなりました。

ローカルビールもあると聞いていましたが、最後のデリーで飲むことができました。

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この銘柄も基本はキングフィッシャーと同じ味でした。

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一度だけインド産ウィスキーを飲めるホテルがありました。
ここは珍しくアルコールメニューがありました。
試しに注文したのがインド産ウィスキー「ブレンダーズ・プライド」。
(写真のメニューのL025です。)
一口飲んで「どこにブレンダーのプライドがあるんや。」と突っ込みたくなる味でした。
ヒマラヤ水系の水と、ゴラン高原でできたであろうと思われる大麦から醸されたウィスキーがこれですか。
ちょっと残念。

酒飲みにはちょっと辛い国です。