太田和彦の本で「居酒屋」を楽しむ ― 2006年06月05日 16時27分57秒

太田和彦というかたをご存じでしょうか?
元・資生堂のデザイナーで、今はフリーランスのグラフィック・デザイナー、そして酒と居酒屋をこよなく愛する酒飲みでもあります。
「danchu」などに「酒」や「居酒屋」のエッセイを数多く書いています。
「旨い酒と旨い肴があり、良い人がいる店」が良い居酒屋と言い切る、その言葉には説得力があります。
北海道から沖縄まで居酒屋をもとめて旅をしてみたり、東京各所の居酒屋の話・・・どのエピソードを読んでも、「ああ、この店でいっぱいやりたいな」という気分にさせてくれます。
京都、大阪、神戸そして大分では、私の好きななじみの店も何軒か行っていて、思わず「ニンマリ」させてくれます。
私は日本酒をそれほど飲まないので、日本酒の味の表現が今一つわからない部分があるのですが、それ以外は「ウンウン」と良いながら読んでいます。
最新刊は写真右下の「居酒屋道楽」(新潮文庫)。
この人の本の罪なところは、帰宅途中の電車で読んでいると居酒屋に行きたくなって、京都駅などで思わず途中下車してしまうことです(苦笑)。
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