入試問題ネット投稿についての私見(結果)2011年03月04日 22時19分30秒

みなさんもご存知のとおり、昨日、仙台の予備校生が犯人ということで逮捕され、この事件は一応の終わりを見ました。

その1、その2と推理を書きましたが、一部は当たっていたもの結論はハズレでした。
私の推理の根拠は、「あの厳密な入試執行の空間において試験監督を出し抜いて、問題を外に送り、そして受信するためには共犯者がいないと不可能である。」という前提でしたので、よもや単独犯とは思いませんでした。

それも、試験時間内で通常の携帯電話を使い左手で入力して送信し、サイトにアップされた解答を見たという、あまりにもベタな手段なのに驚きました。

というか、試験監督機能していないじゃない。
それと、確かにカンニングをした受験生が悪いけど、それを許したということに対して、京都大学は、記者会見で最初に「他の受験生に迷惑をおかけしました。」と言うかと思ったのですが、被害者であることを強調していた会見には違和感を覚えました。

予行演習までやった一方、善意の第三者の解答に頼るという杜撰な計画には最初から疑問を持っていましたが、ネットネイティブらしいといえばらしいですね。

以前に、Jリーグの選手が彼女とホテルの焼肉屋に来たところをツイッターで書いた女子大生が、素性まであばかれ袋叩きになった事件がありましたが、それと共通する話ではないかと思います。

つまり、問題を解答した人だけではなく不特定多数に見られていることの意識のなさと、、ハンドルネームを使っているから身元はばれないという安易な思い込みですね。

でも、今回の事件は、大学にとって入試の厳正執行を今後どう対応するかを、いやおうなしに考えさせる事件でした。