図書館のガイドブック2011年04月19日 22時47分05秒

いつも海外旅行記を書く時、土地表記やルートを確認するために現地で使った「地球の歩き方」で確認しています。

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今も台北編を書いているところですが、関空出発の時に見たことで、あえて触れていないことがあります。
今日はその話です。

関空を利用されている方ならわかりますが、搭乗待ちのエリアの椅子は対面式になっていて、通路が1mぐらいとやや広めに取ってあります。
従いまして、対面の人とは足は当たらないけど何をしているかわかる距離です。

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こんな感じです。

その時も搭乗アナウンスが流れる前のことでした。
私の前に30代と推測される夫婦(カップル?)と、その夫婦の友人だと思われるカップル2人組の計4人が座っていました。
それぞれが「地球の歩き方」の「台北編」を見ていました。
搭乗前にガイドブックを見ている光景は珍しくありません。

右側のカップルの地球の歩き方は、私と同じ'10~'11年版でした。
正面のカップルは'09~'10年版で1年前の歩き方でした。
別に何度も行っている都市であれば、1年前のガイドブックでもさほど困らないわけで。
現に私も2年続けて使ったことありますし。

その09~10年版を何気なく見ていると付箋がいっぱい貼ってあります。
「ああ、行く所を決めているんだな。マメだな。」と思い見ていました。

彼が本を閉じて膝の上に乗せました、その時、本の上部が私の方を向いていました。

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その本の小口にあたる部分、写真の正面の箇所です。
ここに「○○市図書館」の蔵書印が押してありました。

「ふ~ん、図書館に『地球の歩き方』が蔵書であるんだ。」と感心していましたが、すぐに「それはダメでしょう。」と思わず呟いてしまいました。

1年前のガイドブックとはいえ、図書館の蔵書です。
その本を借りて、ルートや行く店を決めて付箋を貼るのはいいですが、持っていってはダメですよ。

現地に行けば、ガイドブックで交通ルートを確認する、宿を探す、観光スポットに行く、そのために地図で確認する、本にメモ書きをする、またその箇所を折るなど使い方をします。

個人で購入したガイドブックでしたら問題無いですが、公立図書館の蔵書を現地に持って行き使ってはいけないでしょう。
鞄ですり切れたり、折ったり、メモ書きした本を返却するのですか?
水で濡れることあれば、折り目をつけることもあります。
次に借りる人もいるのですよ。

公立図書館の資産の蔵書ですよ。
それは、ダメでしょう。
あなたの常識を疑います。
ガイドブックぐらい2,000円もしないのだから買いましょうよ。