丸善・京都河原町支店2005年10月10日 17時32分41秒

檸檬

京都では知らない人のいない、本やステーショナリーを扱う丸善・京都河原町支店が10月10日で閉店になります。




今日は京都へ行く用がありましたので、最後、覗きに行って来ました。




丸善京都店の開業は1872年、そして河原町蛸薬師に移ってきたのは1940年。
もちろん私が知っている丸善は、現在の場所です。
学生時代、京都で本が揃っているのは駸々堂か丸善ぐらいでしたので、よく行きました。
ここぐらいです岩波文庫が欠番なく棚に並んでいるのは。
洋書もそろっていましたし、バーバリーの代理店もしていた時代もありました。




ステーショナリー・・・文房具もよく揃っていました。
初めてペリカンの万年筆を買ったのも丸善でした。




昨日、このblogで紹介したLapitaも正面ディスプレイされて、また丸善を愛した作家・梶井基次郎の「檸檬」(丸善・京都店が舞台の短編)も平積みされて共に飛ぶように売れていました。
Lapita編集部・・・良かったですね売れて。




私も「檸檬」を一冊買いました。
遠い昔に読んだのに買い直すとは思ってもみませんでした・・・(^^;;。
topの写真の下の帯ですが、丸善京都河原町店専用の帯で、写真が昔の丸善、裏には京都店の社史が書かれています。

経営の関係での閉店でしょうが、また一つ老舗の書店が閉店になるのは寂しいことです。