マーヒーさんとNikonF2010年07月17日 19時15分39秒

NikonF
この日記は昨晩書こうとしたのですが、泳いで帰ったあとビールを飲んだら酔っぱらってしまって断念。

先週半ば、一本のメールが着信しました。
「突然ですがニコンFとニコマートFTは要りませんか」というサブジェクトで、送信者は新潟在住の住職マーヒーさんでした。
「来週、京都へ行きますのでお会いできませんか?その時にogawaさんにNikonFとNikomatFTをお渡ししたいと思っています。」という内容でした。
長年NikonFとNikomatFTを使っていらっしゃったのですが、最近はモノクロフィルムも手に入らなくなり、使ってもらえる人に託したいとのこと。

マーヒーさんとは、2年半前にミタニマキさんを通じて知り合いになったのですが、偶然とはすごいもので同じ大学出身で2年先輩後輩という関係であり、同じ場所に出入りしていたことが判明。
その時の日記はこちら。
http://eurasia-walk.asablo.jp/blog/2008/04/22/3253022

マーヒーさんのblog「草仏教」は氏の知識の豊かさ、見識の深さ、そして人生のユーモアを感じさせてくれる文章で一ファンです。
http://kaneniwa.exblog.jp/

お会いしたいと思っていたのですが、新潟となるとなかなか行く機会もありませんでした。そのマーヒーさんが本山への仕事で京都に来るのでお会いしませんか?とのお誘い。
もちろん二つ返事でOK。

7月14日、祇園祭宵々々山の日に亀甲屋で待ち合わせ。
私が先に店につき飲んで待っていると、しばらくしてマーヒーさんが到着。
私より背が高い、がっちりとしている・・・そして乾杯。
初めて会ったにもかかわらず大学生の頃の共通話題があるので10年来の友人のように話が盛り上がりました。
そして、「アップルハウス」や「しあん・くれーる」の話をすると同時代の大将や女将まで反応していました。

そしてマーヒーさんの鞄から出てきたのは傷だらけでちょっと巻き上げレバーが甘いNikonFとNikkor50mmf2のレンズとNikomatFT。
レンズはホコリはありますがカビはなく状態は良好。
NikonF、シャッターを切ると音から判断して正常に作動しています。
40年前のカメラですが、さすがF。
「カシャ」という音を聞きながら、マーヒーさんがこのFと手に入れた経緯をお聞きしました。
学生時代に旅をして中国の青海省を旅したときにカメラが壊れて、帰国してから壊れないNikonFを買った話。
そしてニューオーリンズ、サン・パウロなど海外勤務時代に一緒に連れていった話。
とても興味深い話でした。
それ以外にもインドなどマーヒーさんと一緒に世界を旅しています。

もう一台、NikomatFT、当初、私はNikomatFTnも持っているのでお断りしようと思っていたのですが、逆に私がお預かりしてマーヒーさんが必要な時にお返しするほうが良いかなと思い一緒にお預かりすることにしました。

飲んでいる途中、マーヒーさんがタバコを喫うため外へ。
私も一緒に外へ出て、雨の中、亀甲屋の軒下でマキさんに電話をかけてマーヒーさんと交代。
結構、長く話していたのですが、なぜかマーヒーさんがマキさんに怒られている様子。
何を話していたんだ?

マーヒーさんの知識の深さ、人への思いやりなど、人徳を感じさせてくれた、と褒めるのもいいのですが、私と同じオヤジであることもわかった、とても楽しい3時間でした。
翌日はしっかり二日酔い。

また、ぜひお会いしたいですね。

マーヒーさん、2台のカメラは大事に預からせていただきます。
明日、Nikonのサービスショップに持っていき点検をしてもらい、ヨドバシでモノクロフィルムを買いましょう。