ボジョレー・ヌーボー ― 2005年11月20日 13時16分26秒

もう恒例となってきた、11月第3木曜日の「ボジョレー・ヌーボー」の解禁。
というわけで、私も昨日飲みました。
フレッシュなぶどうジュースという感じで、スルスルと飲めてしまう。
もともとボジョレーそのものが口当たりが軽いワインなので、その新酒なので、そりゃ飲みやすいわな。
今年は当たり年だそうだが、「じゃぁ昨年とどう違うのか?」と聞かれても答えようがないなぁ。
まぁ、日本人は季節の「旬」の初物って好きだから、このイベントは日本人の感性に合っているのでしょうね。
普通のボジョレーは、一本1,000円前後だが、ヌーボーは2,000円前後で売られています。
まぁ、バブル時代には3,000円の値段が付いていたから、今の値段が妥当なのかな。
さて、私が「ボジョレー」と「ボジョレー・ヌーボー」の違いを知ったのは、結構古い頃です。
1983年の「ビック・コミック・スピリッツ」で連載されていた「見栄講座」という面白い企画がありました。
これは初心者がいかに上級者のように振る舞うためのハウ・トゥを、「見栄スキー」「見栄テニス」「見栄海外旅行」など、「笑い」と「エスプリ」を効かせて書かれています。イラストも絶妙。
その中の「見栄フランス料理」の項で、彼女を口説くために、慣れないフランス料理店へ行くがワインのことなど何も知らない・・・そのワインの注文のしかたが書かれていて、その中に「ヌーボー」が出てきます。
ちょっと長いですが、面白いので引用します。
~しかし、ご心配には及びません。ミーハーなあなたは、ただひとつ「ボージョレー」というオールマイティな赤ワインの名前を覚えておけばよいのです。
ボージョレーは、フランス南部のボージョレー地方で作られるワインの総称で、値段も安く、どの店でも置いてあり、料理をえらばず、しかも年代に関係なく新しいものをガブガブ飲むのが正しい飲み方されています。
しかもこのワインは、赤ワインの中で、唯一冷やした方がおいしいとされているので、給仕に「ボージョレー、少し冷やして」と言って、知識をひけらかす楽しみがあります。
その年の収穫で新しいボージョレーは、フランス政府の取り決めで、11月15日以前には、出荷できないことになっており、日本に新物(ヌーボー)が入ってくるのは12月の初旬頃になります。従って、クリスマスシーズンに、フランス料理店でボージョレーを注文し、「新物(ヌーボー)ある?」と聞くと、たいへんな尊敬が得られるはずです。~
(見栄講座 ホイチョイ・プロダクション 小学館1983年)
「ボジョレー」が「ボージョレー」だったり、「第3木曜日」が「11月15日」と今とは異なりますが、当時これを知っている一般人はほとんどいなかったはずです。
この本、今読んでも笑えます。
なんと今朝、ヌーボー一本届きました。
Kさん、ありがとう。遠慮なくいただきます。
もう一回飲めるぞ・・・嬉しいな・・・ムフフフ
コメント
_ 空 ― 2005年11月21日 22時11分32秒
_ ogawa ― 2005年11月23日 08時40分49秒
>空さん
ご近所の酒屋かコンビニでも売ってますよ。
どうですかご自宅で一杯というのは。
ご近所の酒屋かコンビニでも売ってますよ。
どうですかご自宅で一杯というのは。
_ 空 ― 2005年11月24日 21時21分14秒
自宅で一杯いいですね。
ただ、飲む時間がないです。
ただ、飲む時間がないです。
_ ogawa ― 2005年11月26日 12時09分00秒
たまには飲む時間を作られてはいかがですか。
_ 空 ― 2005年11月26日 19時53分57秒
スーパーに行ったら、ヌーボーが2つ入りで\2,680でした。欲しかったけど、お財布の中をみたら・・・
_ ogawa ― 2005年11月27日 14時55分35秒
>空さん
そちらも問題の解決が優先ですね・・・アレアレ
そちらも問題の解決が優先ですね・・・アレアレ
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_ 東京なんちゃってグルメブログ - 2005年11月22日 00時17分24秒
連日の食い倒れに、風邪が影響した日曜日の私。「胃が疲れてるぅ~」と、生来の貧弱な胃を抱えて、昼に粥を食しながら、今夜のメニューを検討。また粥ってのは悲しいしねぇ、ということで、お題は、「ボジョレーヌーボーにあう和食」。 ボジョレーヌーボーは、おいしくもないのに価格ばかりが高いというイメージがあり割とネガティブだったりする。元ワインの輸出入をしていた同僚曰く、輸送コストが高く、また価格付けも安いために、メーカーにとっても利益の出ない商材なんだそうだ。それを聞いて「やっぱりねぇ」とますます思ったのだが、季節もだし、先日の某ビストロで1口しか飲めなかったこともあるし、ということで、ハーフボトルを購入して飲むことにした。 で用意したのは、豚汁、かぼちゃの煮物、おひたし。われながら無茶苦茶健康的。さて、ヌーボーとの相性はいかに?結論からいくと、「そんなにあわへんな」。味噌を使うと味が強くなり、予想よりあわず。がっくり。結局食後のチーズとが一番相性がよかったみたいです。ということで本年のヌーボー体験はこれにて終了。しかし味は結構よかったな。これなら今年のボジョレーも期待できそう。...
飲みたいけど、飲む機会が無い。