サントリー山崎蒸留所のイベントに参加してきました。 ― 2006年09月03日 19時02分12秒

夏の始め、サントリーからのメールで、「プレミアムな音をシングルモルトウィスキーと楽しむ」という、山崎蒸留所でシングルモルト・ウィスキー「山崎」を飲みながら、ウィスキーの貯蔵樽のオークの板で作ったスピーカーで音楽を聞くイベントの案内がありました。
何日か設定があり9月3日ならいけそうなので申し込んだところ、8月の終わりにご招待のメールが届きました。(後で知ったのですが、倍率7倍ぐらいあったとのこと)
朝10時前、山崎蒸留所に行きイベント参加の旨を告げたところ、いつもの見学とは別の棟に案内されました。
その部屋にはパイオニア社のスピーカーがセッティングされていて、椅子の数は25席。 それとメーカー関係者が多数といったところ。
まず蒸留所見学。
もう何度も行っているので新鮮さはありませんでしたが、昨年秋に改装していた蒸留釜が据え付けられていました。
麦芽の甘い香りが漂う蒸留室、モルトが詰められた樽が眠る貯蔵室。
外でて清冽な水が湧きだしている場所、どこも好きですね。
部屋に戻ると、一人一杯「山崎12年」をもらい席へ。
飲み方はハーフロックをチョイス。
ハーフロックとは1対1のトワイスアップに氷を入れたサントリーの飲み方の提案の一つです。
この時一つの疑問がありましたが、それは後で述べます。
そこからは1時間セミナー。
まずサントリーの主席ブレンダーのF氏の話。
貯蔵樽の話で、大変面白く聞かせてもらいました、サントリー社が貯蔵樽をつくる工場を持っているのは初めて知りました。
次は最上電気社の技術の方から、スピーカーのコーン紙の紙の特性の話。
最後はパイオニア社の技術の方から、ウィスキーの廃樽のオーク材を活かして、それをスピーカーの箱として利用した場合、音響特性としてどれだけのメリットがあるかを試聴を繰り返しながらの説明。
いつも、このような話を聞かせてもらって思うのですが、最前線で働いている人の話は専門用語も混じってわかりにくい時もあるのですが、それ以上に自分の仕事に対しての誇りが感じられるので、とても好きです。
休憩、今度は隣の部屋に移動。
そこにはパイオニア社の最高機種の5.1chのオーディオとプロ用モニターのプラズマ・ディスプレーがセットされていました。
ここでは「山崎18年」に変わりました。
ハーフロックとハイボールが並べてありましたが、私はトワイス・アップをお願いしました。
18年モノのシングルモルトに氷を入れてしまうとせっかくの香りと味がわからなくなってしまうので。
フルボディの味と香りを楽しみながら5.1chの世界へ。
ウィーン交響楽団のニューイヤーコンサートやパイプオルガンの圧倒的な臨場感を楽しみませてもらいました。
12時45分にイベント終了。
その後、私ともう二人の方は別の部屋に案内されました。
実は、今回のイベントの申し込みはサントリー社やパイオニア社など多方面から受け付けていたようです。私の申し込みは前述のとおりサントリーからのメールなのですが、参加条件が一つ、イベント参加後blogで報告するということです。
そのための対応をしてくださいました。
そこで、主席ブレンダーのF氏と再びお話することができました。
廃樽で作った家具や、オーナーズ・カスクのボトルの説明などをお聞きしながら、私はF氏に質問しました。
「御社は、昔からウィスキーの飲み方の提案が上手ですが、山崎12年や18年のようなシングルモルトは、氷やソーダで割ってしまうと、繊細な香りと味が飛んでしまうのではないですか?オールドや角瓶のようなブレンテッドで飲む飲み方ではありませんか?」
「たしかに18年ではベストではありません。12年の方で良いという飲み方をお勧めしました。」
なかなか巧いお答えでしたので、私は納得しました。
最後に、オークウッド樽、シェリー樽、ミズナラ樽の樽出しの原酒をテイスティングさせていただきました。
う~ん、美味しかった。
ちょっと加水すると、香りが立って味が良くわかりました。
しかし、休みとはいえ朝からツマミなしでよくウィスキーを飲みました(苦笑)
でも「酒」と「音楽」は良い組み合わせです、惜しむらくは樽材で作ったスピーカーは、ちょっとしか試聴できませんでした、試聴した時の女性ボーカルがとても良く伸びていたので、1曲でもフルに聞きたかったですね。
夏の終わりのちょっと粋なイベントでした。
サントリー社、パイオニア社の皆さん、どうもありがとうございました。
コメント
_ キョヤジ ― 2006年09月03日 22時44分40秒
_ ogawa ― 2006年09月04日 21時40分45秒
>キョヤジさん
面白い企画でした。
楽しませてもらいました。
私も、パイオニアは好きで昔はアンプでSA8800
なんぞ使っていましたし、
プレーヤーはPL380は今でも現役で動いていますよ。
面白い企画でした。
楽しませてもらいました。
私も、パイオニアは好きで昔はアンプでSA8800
なんぞ使っていましたし、
プレーヤーはPL380は今でも現役で動いていますよ。
_ Amano ― 2006年09月04日 22時05分41秒
「山崎」18年と樽スピーカーのマッチングとは
ヨダレがでる組み合わせだ・・・^^;
トゥワイス・アップという飲み方は一般受けはしない
から提案しにくのかも。
モルトを楽しむのには一番良いんだけどね。
ヨダレがでる組み合わせだ・・・^^;
トゥワイス・アップという飲み方は一般受けはしない
から提案しにくのかも。
モルトを楽しむのには一番良いんだけどね。
_ ぴよ ― 2006年09月05日 10時28分48秒
いい酒を飲みながらいい音楽を楽しむって、
(しかも廃樽使ったスピーカーって・・・カッコ良すぎる!)
すんげーオシャレで粋な企画じゃないですか♪
サントリーさんって、CM等の趣味もスタイリッシュでステキだけど
やる事が一々カッコイイですねぇ~♪
ぴよの家の近くにも、こーいう企業があるといいのになぁ~
(しかも廃樽使ったスピーカーって・・・カッコ良すぎる!)
すんげーオシャレで粋な企画じゃないですか♪
サントリーさんって、CM等の趣味もスタイリッシュでステキだけど
やる事が一々カッコイイですねぇ~♪
ぴよの家の近くにも、こーいう企業があるといいのになぁ~
_ ogawa ― 2006年09月05日 21時09分11秒
>Amano氏
樽材の箱というのは、うまく響いてそして余韻がのこらない、
小さな箱なのに素晴らしく良い音でした。
モルトには良く合いましたよ。
>ぴよ姉
サントリーは、やっぱり宣伝上手ですね。
商業ベースなのは確かだけど、これだけ上手いと
楽しませてくれます。
楽しい企画でしたよ(^^)
樽材の箱というのは、うまく響いてそして余韻がのこらない、
小さな箱なのに素晴らしく良い音でした。
モルトには良く合いましたよ。
>ぴよ姉
サントリーは、やっぱり宣伝上手ですね。
商業ベースなのは確かだけど、これだけ上手いと
楽しませてくれます。
楽しい企画でしたよ(^^)
_ tame ― 2006年09月07日 22時53分18秒
うわぁ~、これいいですね~
僕も飲みたいな~
山崎の工場って広く解放されているんですね。
それにしても山崎って、ど~してあんなにおいしいんだろ?僕は北海道人のクセに、ニッカよりサントリーが好きです。
僕も飲みたいな~
山崎の工場って広く解放されているんですね。
それにしても山崎って、ど~してあんなにおいしいんだろ?僕は北海道人のクセに、ニッカよりサントリーが好きです。
_ ogawa ― 2006年09月08日 21時00分25秒
>tameさん
サントリー山崎蒸留所は、散歩コースでもありますが
楽しめる場所です。
こういうことの上手なサントリーらしいですよ。
サントリー山崎蒸留所は、散歩コースでもありますが
楽しめる場所です。
こういうことの上手なサントリーらしいですよ。
コメントをどうぞ
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少し前であればこう言う企画に乗るのはYA○AH○あたりだったんでしょうけど、企業風土が変わっちゃったのかな?
パ社も好きな会社ですよ。
古い所で、ベルトドライブプレーヤーPL-41Aなんて使ってました。