神谷バーで電気ブランを飲むこと2006年11月07日 21時16分36秒

神谷バー

「浅草1丁目1番1号」にある神谷バー。
ここも行きたいと思いつつ、なかなか行く機会のなかった店でした。
アラーキーの写真展の後、再び浅草に戻り神谷バーへ。
「いくら祭りとはいっても昼からバーに来る客なんていないやろ」と言いながら店に入ると満席・・・あれあれ。

入り口で食券を買って、なんとか席を見つけました。
ウェイターを呼ぶと、蝶ネクタイがサマになっていない、いけてないウェイターがやってきました。
よく見ると他のウェイターもウェイトレスもなんとなくいけてないなぁ~。



注文したのは「電気ブラン」
この店オリジナルのブランデーベースにしたカクテルです。
明治時代に創業者が考案したカクテルで、ブランデーの味にほのかに甘みのある味で、いろんな国の酒を飲んで、少々のことでは驚かない私ですが、ちょっと面くらいました。
口に含むとピリッとした荒さが当たります。
これが「電気」のいわれですね。



ウェイターとウェイトレスはいけてませんが、客はいけてますね。
ハンチングかぶったオジサンや、昼間から生ビールの大ジョッキをぐいぐい飲んでいるオバサン。
バーというよりは居酒屋か大衆食堂ですね、これは・・・好きですねこの雰囲気。
私の後ろのテーブルでは、オジサンがスパゲィ・ナポリタンを箸でズルズルと食べています。

いやぁ、屈託もなく楽しく飲んでいるのはいいものです。



私たちは電気ブラン一杯で引き上げましょう。
土産でも売っていましたが、買って帰って飲む酒ではないですね。
この店で飲んでこその酒かな・・・という気がします。