丹後半島・伊根へ・・・その22006年11月19日 15時56分44秒

伊根湾

一息ついて道の駅から、海沿いに降りて写真を撮りにいくことにする。
伊根は、伊根湾沿いの狭い土地に舟屋という1階が舟の艇庫であり船着き場であり、海側が玄関のような独自の家屋が並んでいる。
住める土地が限られているが、湾が奥まっていて良港なので人が住み着いたのであろう。



ここ伊根はNHKの朝の連続テレビ小説「ええ、にょぼ」の舞台となったことで有名になった。

湾の北側の立石地区に向かった。
車を海沿いの漁業共同組合の駐車場に止めさせてもらった。
漁は終わって最後の清掃中だったし、ほかの釣り客も止めていたし・・・スミマセン。



生け簀が一つ残っていて、見ると60cmもあろうかというカワハギやタイ、カサゴがいっぱい。
うまそうじゃ。今日の昼ゴハンは魚だな。



狭い道を歩いていく。
天気はだんだん回復してきた。
舟屋を改造して、民宿やギャラリーしているところもある。
「伊根ギャラリー」の前を通りかかった時、ここも取材したことを思い出した。



やはり老人が多い。たまたまお弔いの集団と会ってしまった。
どうやら急斜面にあるお墓に納骨に行く途中のようである。お年寄りが急斜面を登っているの大変そうだが、その中のおばあちゃんの一人が「写真を撮るなら上のお寺さんからだと見晴らしいいよ。」と私に言って、ゼイゼイと良いながらお墓の方に向かっていった。
ほんと親切なんだから。ありがとう。

高台から見下ろすと、ほんとに猫の額のような土地に寄せ集まって住んでいる感じだ。



たまに人とすれ違うだけで静かなものである。
30分も歩いただろうか、先端の灯台についた。



青空も広がってきたが、それほど長く持ちそうもない雰囲気である。
おそらくすぐに曇りだすだろう。
この時期の日本海側の天気は不安定である。



それでは街の中心部に引き返すとしましょうか。