PLAYBOYと小林紀晴2008年04月29日 16時49分19秒

アジアンジャパニーズ
朝から整骨院に行って骨をボキボキ鳴らして整体を施してもらいました。
久しぶりでしたのでちょっと身体がだるいかな。

その後、本屋に行き雑誌を一通り立ち読み。
いつもPLAYBOYも立ち読み(この雑誌のインタビュー記事は出色)ですが、今日は買いました。
メイン特集は「世界を変えた50枚の写真」。
ロバート・キャパ、セバスチャン・サルガド、ロバート・メイプルソープ、ユージン・スミスなどだれもが一度は見た写真ばかり
ナショナル・ジオグラッフィックの表紙を飾った「アフガン難民の少女」から「マッカーサーと天皇陛下」「チェ・ゲバラ」「9.11」などカメラマンの名前は知らなくても「ああっ、あれ」という写真ばかり。

昔からPLAYBOYの特集の構成は上手いなぁと思っていましたが、今回も写真に興味が無い人が読んでも良いと思える「写真」の力を見せてくれる特集です。

で、最初のページに青田典子の見開きインタビューがあり、彼女の写真を撮っているのが小林紀晴でした。

先日、小林紀晴の写真は文に寄りかかっているのか、文があるから写真が引き立っているのかという話で盛り上がりました
「デビュー作『アジアン・ジャパニーズ』のインパクトは凄かった、でもこれは文章があるからではないか。」
「いや、文章があるから写真のインパクトが弱くなっている。単行本になる前、全く無名の頃アジアン・ジャパニーズに使った写真を雑誌社に持ち込んで数頁の特集があった。この時の印象が強くてスクラップにしているはず。今度探してみる。」
というやりとりをしていました。

先ほど押入のスクラップファイルを探してその切り抜きを見つけました・・ヤッター
8P構成の特集。
雑誌は、「マルコ・ポーロ」(当然休刊)・・・おお、なつかしいぞ。
おそらく掲載年は前後に残っている広告から類推して1993年頃。アジアン・ジャパニーズが刊行されたのが1995年ですから、その2年前ぐらいでしょうか。
タイトルは「青春発墓場行」(From Youth To Death)、明らかに沢木耕太郎の「深夜特急」の中の一文からとっています。
長期旅行者の写真に出会った時の様子と現在の状況の簡単なコメントだけ。
当時はインパクトが強かったですね、だから切り抜いてスクラップにしたのですから。
これも写真の力を感じさせてくれる特集でした。