坂本の水琴窟2008年09月22日 22時05分39秒

水琴窟
比叡山の琵琶湖側の麓に坂本という町があります。
ここは延暦寺の門前町です。

先週月曜日、ふらりと撮影に行ってきました。
天気もハッキリしない3連休の最終日の午前中。

駅を降りたら街はとても静か。
写生している子供たちや石積みの建物など被写体がいっぱい。
日吉大社に行ったりして撮影していたが、今一つ気分が乗らない。
こういう日もあるわな、天気も悪くなってきたし今日はやめようと駅に戻りかけたら、
「水琴窟 見学自由」という小さな札が目にとまりました。
民家の手入れされた庭の奥にそれはありました。
蛙の置物の下から「ピシャーン!」という音が響いてきます。
水琴窟は知っていましたが実際の音を聞くのは初めてでした。
水の音がここまで響くと引き込まれてしまい、その前に座り込んで10分ほど聞き入ってました
その音が聞こえるほど周りは静かでした。

本家鶴き(七が三つ)蕎麦で美味い蕎麦を食べて帰宅。

翌日、坂本から通勤しているアシスタントと話をしました。
「昨日、坂本で撮影していたんだけど、静かな町だな。」
「ogawaさん、来てはったんですか。静かでしょ。でも桜と紅葉の季節はすごい人なんです。」
「そうだろうな、日吉大社の木はもみじが多かったし。今度行くときは紅葉の季節にするよ。」
「その時期になったら、今日の紅葉状態お伝えしますね。」
「たのむは、その時は案内よろしく。鶴き蕎麦ぐらいおごるよ」
「私の家は、その裏なんです。」
ちょっとビックリ。

今年の紅葉撮影はここかな。
ほんとに静かで落ち着いたいい町です。