笑門来福 ― 2007年01月01日 19時54分15秒

昨晩から、いつものお寺に炊き出しのお手伝いに行って、
そのあと始発電車で京都の西本願寺の元旦の法要に行ってきました。
朝6時30分から氷点下の中の法要(本願寺の本堂は障子をあけたまま
で外気温と同じ(^^;;)は身体が凍りました。
素面でしたけど徹夜は辛い・・・
写真は法要が終わった後、外に出たときの空です、京都タワーの左上に
上がったちょっと曇った初日の出です。
2007年も皆さまにとって良い年なりますように。
そして、今年もよろしくお願いします。
写真展REAL2を2月に開催するというお知らせ ― 2007年01月04日 15時23分17秒

昨年9月に続いて、第2回目の写真展を開催します。
さて今回も10人のメンバーどんな写真を出すのか楽しみ。
ちなみに私は前回は「空」・・・今回は「海外」!
まず12点の写真選びだし作業に没頭。
これが難しい・・・(^^;;
自分でも呆れるぐらい写真が多い!
それに合わせてフォトバック制作中。
タイトルは、ずばり「ゆ~らしあ大陸ほっつき歩き・・・」!
当初1種類の予定だったけどどう選んでも一冊におさまらない・・・(^^;;
結局「欧州・中東編」と「亜細亜編」で2種類つくることに・・・チャンチャン♪
こうなったらお土産用に絵(写真)はがきも作ってしまおう。
みんな見に来てね。
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REAL2【りある2】
インターネットフォトグラファーのリアルな作品展
http://sansyo.pupu.jp/real/
日時:2007年2月23,24,25日
12時ー19時!
場所 :Gallery & Cafe 「風蝶庵」
京都市 中京区 蛸薬師通 御幸町西入る 蛸屋町158
(ケーキカフェ併設)
電話:075-212-4521
URL:http://www.fuchoan.com/gallery.html
美人女将と、美味しいケーキがおまちしています。
デジカメの写真データの保存は? ― 2007年01月05日 21時29分58秒

12月初旬に京都で紅葉の撮影をしていた時、私の近くにいた、若い親子連れのお父さんが妻と娘の記念撮影しようとしていた時「このデジカメ、メモリー容量一杯じゃん。」という声を発した。
お母さんのほうが駆け寄ってカメラを確認している。
「ほら夏のピアノの発表会の時の写真残っている。」
「どれか消すことできないか?」とお父さん。
と二人であーだ、こーだと話している。
言葉からすると関東あたりから来た観光客なので、次回にというわけにはいかないのでしょう。
撮影していて気になる会話でした。
年末、神戸でお昼を食べているとき。
横のカップルがゴハンを食べながらデジカメで撮った写真を見ていました。
メリケンパークとか言っているので、先ほど撮ったのでしょう。
しばらくして女性の方が
「ほらこれ見て、夏の○○の海で撮った写真。」
「これは一緒に行った時の・・・」と男が相づちをうっている。
思わず食べていた麺が喉に詰まりそうになりました。
どちらも共通して感じたのは
「みんなデジカメのデータってカメラに入れっぱなしなのか?」ということ、そりゃ画素数の低い設定にすれば200枚でも300枚でも記録できますけど、いずれ一杯になってしいます。
最近はデジカメからPC使わずにダイレクトにプリントできるので、データを保存する場所がフラッシュメモリーになってしまうのも仕方がない気がします、でも消さない限り蓄積されていきますしね。
私は、その日に撮ったデータは旅行中でもないかぎり原則その日か翌日にはPCに取り込んで、どんなに残りがあってもデータは全て消します。
皆さんはどうされていますか?
私の撮影スタイルに一番影響を与えた写真集 ― 2007年01月06日 16時00分47秒

この冬休み、何処へも行かなかったので家で音楽を聞きながら本を読んでいる時間が多かったです。その中で、今の私の撮影スタイルの原点にあたる写真集もひさびさに読み返していました。
以前に書いたことがありますが、私が一番最初に写真の凄さを感じたのは沢田教一の「安全への逃避」でした。
そして多くの戦場カメラマンの写真を見て凄さとを憧れを感じましたが、そのスタイルを自分のモノにすることはできませんでした。
そして大学生の頃は、実質写真から離れていました。
人からは「ogawaさん、写真上手いですね。」と言ってもらえましたが、基本の構図の取り方やボケとシャッター速度の関係を知っているから無難な写真を撮ることはできました。
通信社や新聞社の採用試験の最終実技で落ちたのも、今にして思えば何が足らなかったの理解できます。
その写真集は「シルクロード」、撮影は篠山紀信。
奥付を見ると昭和58年(1983年)1・2巻は9月25日、3巻は10月25日となっています。このシルクロードの写真集、私が持っているのは全3巻の文庫本ですが、親本はその2年前に全8巻で大判サイズで刊行されていました。
当時は、その親本の存在を知りませんでした。
ちょうど就職した年の秋の終わり頃、アポの時間が早かったので時間つぶしのためクライアントの近くの本屋に入り偶然見つけて買ったのでした。
ほとんどの本の買った時のシチュエーションなんて忘れていますが、なぜかこの本を買った時のことはよく覚えています。
当時の篠山紀信のイメージは「激写」というアイドルかヌード写真のイメージしかなくて、シルクロードというのが意外でした。
だが、それは私が知らなかっただけで「女形・玉三郎」「家」なども発表していました。
仕事を片づけ会社に定時連絡を入れ(ケータイなんぞ無い良い時代でした。)喫茶店でサボりついでに1巻を読み始めました。
写真を撮った時の説明を含む旅行記と写真の組み合わせです。
奈良からバチカンまで数年に渡って撮影されています。アフガニスタンは1979年以前の撮影でしょう。
当然、超多忙なカメラマンなので、現地コーディネーターや多数のアシスタントを使って効率良く撮り、何度も日本と各国を往復して撮影したのでしょう。
奈良、壱岐、対馬、韓国から中国、最後はバチカンと東から西へと構成されています。
写真の中には水平がずれている、ピンボケ、ブレ、露出不足など普通であれば失敗と言われる写真もあります。
「篠山紀信とあろう人が、こんな写真まで載せるのか?」という疑問がわきました。
そして読み(見)続けていくうちに不思議なことに「土地の空気感」が感じられるようになってきました。
一枚だけの写真で表現するのではなく複数の写真で表現していく、そしてプロとして「見せる写真とはこうだ!」というお手本をつきつけられました。
その時まで「人に見せるのが前提」という考えや「空気感を切り取る」発想はありませんでした。この事は、ただキレイに撮っていただけの私にとってショックでした。
「こんな写真を撮れるようになりたい。」と心底思いました。
それ以降、意識して撮影スタイルを変えました。
サイトにアップしている写真の殆どがこれ以降に撮った写真で、唯一例外が海外旅行記の「古き旅の記憶・・・中国1984年」です。
この写真集を見なければ、今の撮影スタイルは無かったでしょう。
以来、20年以上さまざまの国への旅と写真の枚数を重ねてきましたが、あの写真集に追いついたのか今でも自問自答です。
残念ながらシルクロード写真集は絶版です。
親本が欲しいのですが、古本の相場で美本はコレクターズアイテム価格になっていてクラクラするような値段になっています。並だと一冊3,500円前後で出ていますが、全8巻揃いは殆どみかけません。
一度だけ親本を全巻通して見たのですが文庫とは比較にならない描写力であり空気感でした。う~ん欲しいぞ。
文庫はネットで1巻送料込みで350円前後で取引されています。
さて、今年はどんな写真が撮れるでしょう。
ウルトラQを見ていた休日 ― 2007年01月07日 17時57分07秒

大晦日から元旦にかけて、ケーブルテレビでウルトラQ28話一挙放映なんていうのがあって録画しちゃいました。
休みの間2,3話づつ見ていました。
ペギラ、ガラモン、カネゴンやケムール人・・・いや懐かしいわ。
もう40年前のテレビ番組で、しかも白黒。
子供の頃、怖いと思いつつ見ていたけど、今見ていると怪獣登場以外の人間の心理描写の話も多いのには、ちょっと驚きました。
子供の頃、人間心理なんて理解できなかったから覚えていなかったのでしょう。
やはり怪獣が出てきたほうがわかりやすいしね。
CGなんてなく特撮ですが、今見ても良くできています。
脚本も良いいなというのも何本かありました。
特撮の黎明期、先達のすぐれた仕事だと思います、この後ウルトラマンやウルトラセブンに繋がっていきます。
石坂浩二の「これから30分、あなたの目はあなたの身体を離れて不思議な空間にはいっていきます。」のナレーションで不思議な時間が始まります。
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