BOOKバトン2005年07月16日 16時11分53秒

キョヤジさんよりBOOKバトンが回ってきた。
「ミュージカルバトン」「MOVIEバトン」に続いて・・・本の話も好きなので、では行ってみましょうか。
中学生の時、筒井康隆、小松左京、星新一でSFを知り、江戸川乱歩や横溝正史でミステリーを知り・・・本の楽しみを知りました。

1)持っている本の冊数
本箱を見て概数計算してみましたら1000冊にはちょっと足らないかな。
かなり売ったものなぁ~

2.今、読みかけの本or読もうと思っている本




「グッドラック 戦闘妖精・雪風」神林長平(早川書房 2001年)
3日前から再読しています。異星体ジャムと戦闘に赴く戦術戦闘偵察機・雪風とパイロット深井零・・・人と機械の関係を極限まで追求したハードSF。前作「戦闘妖精・雪風」から20年振り書かれた続編。
最近SFを読み返しています。

3.最後に買った本




「パレオマニア」池澤夏樹(集英社 2004年)
昨年、発売されたとき買いそびれて、先週日曜日にBOOK OFFで見つけて購入・・・ラッキー(^^)
著者が大英博物館にある気に入った収蔵品を選び、それが作られた土地を訪ねるという13の旅。

4.特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊まで。
これには頭を抱えました・・・5冊なんて選びようが無い・・・
しばらくアーでもないコーでもない・・・と悩んで選んだのが以下の作品。本の内容もだが、私に影響を与えた作品という視点としました。
それでも選びきれず番外編も設定・・・(^^;;




「ライカでグッドバイ カメラマン沢田教一が撃たれた日」青木冨貴子(文芸春秋社 1981年)
「安全への逃避」の写真で「沢田教一」の名前を知り、その沢田教一の一生を追った渾身のノンフィクション。これを最初に読んだときの衝撃はいまだ忘れない。




「目撃者-近藤紘一全軌跡1971~1986」近藤紘一(文芸春秋社 1987年)
「サイゴンから来た妻と娘」で作家デビューし、一方産経新聞のベトナム特派員としてベトナム戦争を取材し続けた近藤紘一(1986年癌で46歳で死去)の仕事を一周忌を記に未発表の作品や新聞記事を編集した750pのノンフィクション。氏がどれだけ凄い仕事をしていたのかがわかる本。編集は沢木耕太郎。



「ストックホルムの密使」佐々木譲(新潮社 1994年)
「ベルリン飛行指令」「エトロフ発緊急電」に次ぐ氏の第二次大戦三部作の完結編
この三部作はどれも好きなのですが完結編ということで。
1945年7月ヒトラーが降伏したヨーロッパで、スウェーデン公使が掴んだ日本を無事に戦争を集結させるための情報を日本に運ぶべく森四郎と芳子は密使としてヨーロッパからロシアを抜けて日本にむかう。「身捨つる程の祖国ありや・・・」の言葉が泣けてくる、読むのをやめられない大作。



「テロルの決算」沢木耕太郎(文春文庫 1982年)
氏の作品で一番最初に読んだのがこの作品。社会党浅沼書記長と書記長を刺した山口二矢(おとや)の人生が交錯するノンフィクション。最初の読んだ時「なんて凄い作家なんだ」と感じました、「深夜特急」はその後です。



「輝ける闇」開高健(新潮文庫 1982年)
氏の「夏の闇」「歩く影たち」の「影」3部作の最初の作品、初出は1970年代前半です。ベトナム戦争で体験したことを、氏の言葉を一つずつ厳選して組み上げた小説。「オーパ」や「耳の物語」など好きな作品はほかにもありますが代表として。
以上5作品・・・そして番外編です・・・(^^;;



「シルクロード1.2.3」篠山紀信(集英社文庫 1983年)
この本を知るまでは氏のことを単なるアイドル撮影カメラマンと思っていました。数年かけてシルクロードを撮影したこの写真集を見たとき、「こんな写真が撮りたい」と心底思わせた写真集です。
私の今の写真スタイルの原点となる写真集です。
私は文庫本しか持っていませんが、義父が初刊の大判の写真集をたまたま持っていまして、見せてもらったとき文庫とは比較にならないショックをうけました・・・将来ぜったい譲ってもらうぞ。



「バッカス気分で地球放浪」川又一英(新潮社 1987年)
酒にまつわる15の旅の短編集。この本を読んでからは旅先で酒の飲み方が楽しくなり、私の旅のスタイルの大きな影響を与えた作品。今読み返しても面白いです。氏にはニッカウィスキーの創業者竹鶴正孝の生涯「髭のウィスキー誕生す」という力作もあります。

これでほんとに最後です・・・(^^;;



「ハートカクテル」わたせせいぞう(講談社 全11巻)
1986年から1989年までコミック・モーニングでカラー連載されていたマンガです。生活感が無いとか批判もありましたが一回4p構成で男女の機微とファッションや小物など登場人物と同世代であった私は結構好きでした。
今でも全巻本箱に収まっています。氏は「1990年を時代の一区切りで連載を終わる」と言って1989年12月末で連載を終了しました。一つの見識でした。

逢坂剛「カディスの赤い星」、船戸与一「山猫の夏」、京極夏彦「巷説百物語」、ケン・フォレット「大聖堂」などまだまだあげたいですが今回はここまでということで

5.次にまわす5人は
あづま川さんどんな本を読んでいるか楽しみ(^^)
Amano氏私と同様、本読みの氏のことだから期待してます。
眞紀さんとかも面白そうなんだけどMOVIEをまわしたしな~
2人で止めておきます。
めんどくさければ流してください。