桜守(さくらもり)の桜2007年03月28日 22時03分00秒

桜2007

京都では、代々、造園業という職業で「桜守(さくらもり)」という職人がいらっしゃいます。
その「植藤(うえとう)造園」の16代目、佐野藤右衛門(さの・とうえもん)氏がいらっしゃいます。
この方が手がけた桜を通称「藤右衛門桜」と言います。



一番、有名なのが京都円山公園の枝垂れ桜です。
他にも全国で藤右衛門氏が手がけた桜は数多くあります。その桜の面倒をみてらっしゃる桜守です。

その藤右衛門氏が手がけた桜が、私の勤務先にもあります。
16代藤右衛門氏が寄贈してくださった枝垂れ桜です。



この桜は、円山公園の枝垂れ桜の孫にあたります。
藤右衛門氏が手がけただけあってとても形の綺麗な桜です。

この桜が今日見ますとほぼ八分咲き。
私は、毎年、この桜が咲くのを楽しみにしています。



今年も無事咲いてくれました。
そして桜守という風雅な職業が成り立っている伝統に感謝。
おそらく今週末はソメイヨシノが開花するでしょう。
いよいよ春です。