旅の断片・・・ホイリゲを一杯いかがですか?2005年12月16日 21時14分16秒

ホイリゲ

1987年夏。
ウィーン郊外にグリンツィングという村がある。
ここは、ワインの造り酒屋が集まっている地域で、ワインをつくる一方で、それぞれにワインを呑ませる店が並んでいる。



一人旅をしていると、晩ゴハンを含めて時間をどうすごすか悩むところである。
ここでは、一人でワインを呑みながら、晩ゴハンを食べることに何も違和感の無い場所である。
ウィーン滞在中、毎晩かよった場所である。



「ホイリゲ」とは、白ワインの新酒である。
口当たりが軽くて、ちょっと甘くて微発砲。
いくらでも飲めてしまう。
上の写真の左のジョッキがそうである。
1杯10シリング(110円)ぐらいだっただろうか。



このオジサンは、旅芸人というところであろうか。
私も「第3の男」をリクエストした。
1曲は10シリング。

ホイリゲはバブル全盛の頃、ボジョレーと並んで日本に輸入された年があったが、その年だけであった。
あの味は好きなので、また飲みにウィーンに行きたいものである。