プレミアムビールを飲み比べてみる2006年07月04日 20時48分50秒

プレミアムビール

最近、発泡酒や第3のビールの反動なのか、プレミアムビールの売れ行きが好調だそうです。先週もアサヒビールからプレミアムビールが発売されました。
飲み比べをしようと4社のビールを揃えようしましたが、なぜかキリンの「ブラウ・マイスター」を売っている店がなく、3社の飲み比べということで。
最近、ビール話では「キリン」が続いたので、今回は欠席にしましょう。

プレミアムビール・・・通常のビールより素材・製法にこだわり価格も高めに設定してります。
特に素材では麦芽100%やホップ、水にメーカーのこだわりがあります。
もう一つは缶・ビンのラベルデザイン・・・かならず「金」をどこかであしらっています。
新発売のアサヒの「プライムタイム」も缶の色は上品は紺ですが、縁取りの線とか缶の口の部分は「金」です。

その前にビールの美味しい飲み方です。
あんまり冷やしすぎないで、必ずグラスかコップに注いで飲みます。
缶から直接のむと炭酸が強くなり、味わいがなくなります。
グラスはよく洗って乾かし、冷蔵庫で冷やしておきます。
ビールを注いだときに、グラスの底に気泡が付くのはちゃんと洗えていません。
これだと泡がすぐ消えて味が荒くなります。

次に注ぎ方ですが。
グラスに、ちょっと高い位置から泡を立てるように注ぎます、グラスの2/3が泡となり、しばらく待つと泡が減ってきます。そして、泡を押し上げるように静かに注ぎます。
こうすることで過剰な炭酸が抜けて、麦の甘みとホップの苦味が口に広がり、缶から直接のむより美味しいビールが飲めます。
この飲み方の欠点は、夏場、喉が渇いているときの待つ時間が辛いということです(^^;;

私の舌の基準は、エビスビールです。
日常飲んでいるので、エビスの苦味とコクのバランスが一番好きです。

サントリーの「モルツ・プレミアム」。
このビールの発売はかなり前ですが、今ひとつ売れず細々と販売していたのですが、昨年、モンドセレクションで受賞してから一気に売れ出しました。
このビールの特徴はホップの爽やかな苦味が口に残ります。
コクもあるので「飲んだ」という気分にさせてくれるビールです。

アサヒの「プライム・タイム」
同じアサヒでも、「スーパードライ」と対極の味です。
ふんわりと柔らかいコクのある感じです。ホップの苦味はそれほど感じませんが、どこか上品は感じがします。
アサヒはスーパードライのイメージが強すぎて、「エール6」「スーパーイースト」「富士山」「熟選」「極」など美味いビールを出しているのに今ひとつ販売が伸びません。
今回のプライムタイムは、富士山の味の流れをくんでいる感じです。
スーパードライのイメージで飲むと拍子抜けするでしょう。

飲み比べると明確な個性がわかります。
たしかに発泡酒や第3のビールは売れるでしょう・・・でも、このようなビールをちゃんと出し続けてほしいものです。
スカスカのサイダーみたいなビールより、旨いビールが飲みたいに決まっているじゃないですか。