「明治」「大正」そして「マイスター」というビール2006年12月07日 19時48分59秒

復刻ラガー

1998年にキリンで「明治・大正・昭和のラガー」のレシピを復活させたビールをプレゼントしますというキャンペーンがありました。
おそらくビールメーカーが、「ビール」をメインに押し出した初めてのキャンペーンでした。
このキャンペーンは「酒飲み」の心をくすぐりました。
高級家電や海外旅行、ビール1年分より、「金を出しても飲めない、当てるしかない」という心理は大当たり。
これ以降、キリンの「紀元0年のビール」、サッポロの「むかし恵比壽」、今展開しているサントリーの「モルツ・プレミアム<黒>」など、「ムゥゥ、飲みたい」と思わせるキャンペーンは、ついつい乗ってしまいます。
でも当たったのは「明治・大正・昭和のラガー」のキャンペーンぐらい(^^;;
(よく写真に撮って残しておいたものだ。)

前おきはこれぐらいにして、そのキャンペーンで「明治」「大正」のレシピのラガーをキリン創立100周年記念で期間限定で販売されました。



えっ、「昭和」のラガーは?
それは、すでに「クラシック・ラガー」として一般販売されています。
青は「明治」、白は「大正」です。
どちらも今のビールよりどっしりとした味わいです。
ドライ系や発泡酒系のビールを飲み慣れていると「重い」という感じでしょうか。



缶のデザインは、ほら瓶と同じ当時のラベルを印刷しています。
自社の「歴史」の資産を上手く利用したキャンペーンで好感がもてます。
やっぱりビールメーカーは「ビール」が資産なんだから。




もう一つ、「キリン・ブラウマイスター」が通年販売となりました。
いわゆる「エビス」や「モルツ・プレミアム」などと並んでプレミアム・ビールです。
以前は通常販売していたのですが、いつからか飲食店専用になり、また市販で復活しました。
やっぱり上手いビールは飲み手が要求しますよね。
私も好きな味です。
(グラスがエビスはご愛敬。)

いつもビールの話で書きますけど、やはりビールメーカーは王道の「ビール」があってのメーカーだと思います。
こういうキャンペーンや復活は歓迎です。