アサヒカメラは創刊80年をむかえました2006年03月24日 21時27分15秒

アサヒカメラ

写真(カメラ)雑誌は何を読んでますか?
私は、特集を見て買うことがありますが(今月のカメラ日和なんてnaomiさんの 特集があったので即買いましたね。)、定期購読している写真雑誌はありません。
というか、ほとんど買いませんね。

ただ、事情があって6ヶ月アサヒカメラを読んでいます。。
それも今月が最終月なんですが、創刊80周年の記念特集号でした。
アサヒカメラは、保守本道というところでしょうか・・・個人的に言えばあまり好きな編集ではないですね。
読者層の年齢が高いことは容易に想像できます。
逆に、読者層を考えると変えることができない・・・という事情もあるのかな。
そして木村伊兵衛の影響が大きいですね。

写真入門者向けの「カメラマン」や「CAPA」は、写真上達のテクニックと読者投稿を中心にした10~20歳代向けの編集。
「カメラ日和」や「PHat Photo」は、女性向けで写真を楽しむための編集。
ほかにも「フォトコンテスト」のようなコンテストに入選するような写真テクニック向上のための編集雑誌もあります。
それぞれの方向性がわかりやすくはっきりしています。
またデジカメ専門誌も何種類が刊行されています。

1985年4月にカメラ毎日という写真雑誌が廃刊となりました。
私の上の世代のかたから教えてもらった話ですが、1970年代前半には「アサカメ」派vs「カメ毎」派というのがあったそうです。
(日本人って、こうゆうの好きだなぁ。)
つまり保守派vs革新派とでも言いましょうか、結局、アバンギャルドに向かったカメラ毎日は読者の理解を超えてしまい、そのため部数を落とし、立て直したがすでに読者は離れていったままアサヒカメラの発行部数を水をあけられたまま廃刊になりました。
そしてカメラ毎日最終の1984年4月号の広告に、あのMINOLTA α7000が新製品で掲載されていました。
AF一眼の幕開けの時に一つの写真雑誌の廃刊。
当時、一つの時代の終わりと始まりというふうに評する人もいました。

話を元に戻しますが、アサヒカメラのような総合雑誌はこの先残れるのだろうか・・・と
おまけの創刊号のミニ復刻版など読みつつ思いました。
しかし80年は重いなぁ~